前回の書き下ろしは、コミュ22「プールです。」〜コミュ25 「公園です。」のNETFLIX1−7.「プールです。ほか」から検証してみましたが、今回はその続きです。些細な日常からどんな展開が待っているのか見ていきましょう！
NETFLIXシーズン1−8 「お盆です。」 ほか
コミュ２６「お盆です。」
古見さん一家がお盆で実家に帰省するエピソードなのですが、家族総出でマイカーに乗って、さぁ出発です。
古見さんの家族では、お母さんしかしゃべりません。ですので車の中では、お母さんの一方的な会話となりますが、これが古見家にとって平常運転となります。
まずは墓参り。古見さんやけに長くご先祖様に挨拶しています。多分、只野くんをはじめたくさんの友達ができた事を報告しているのだと思われます。
いよいよ実家のお婆ちゃんの登場です。「……入りなさい…………」渋い顔をして誘います。そこにお母さんと仲の良い叔母の良子さんが出迎へてくれます。こちらは「きゃい きゃい」賑やかですが、お父さんと叔父は“ゴｫー“という効果音が流れるなか、仲良しなのだとか。
古見さんは良子さんに「あれ、もしかして硝子ちゃん!? あら〜〜また一段とめんこくなって〜〜」ただ頷くだけの古見さん。叔父、叔母との距離感が掴めない様です。
そこに従姉妹の晶ちゃんが隠れて見ているのですが、古見さんが振り向くと完全に隠れようとします。突然、後ろに現れた古見さんにびっくりの晶ちゃんですが、それ以上に古見さんが驚いています。突然現れた古見さんに怖くなってしまった晶ちゃん、ブルブル震え出します。慌てる古見さん、怖がらせたくない一心で考えついたのが、こちょこちょ脇腹をくすぐること。晶ちゃんビクビク放心状態です。
晶ちゃんに懐かれた古見さん。どこにでもついてきます。トイレにも！ ボードゲームをすることにした2人。去年は見ているだけで晶ちゃんの要望に応えられなかったので、格段の進歩です。
そこにお母さんが「ご飯の前に、お婆ちゃんに挨拶してらっしゃい。」とのこと。ゲームはお母さんに任せて、挨拶に向かいます。すると難しい顔をしたお父さんと廊下ですれ違います。相当厳しい事を言われた様です。古見さんが入るとお婆ちゃんは優しく学校生活のことを聞いてくれました。「不安なことや辛いことはないかい？ 友達はできたかい？」やはりお婆ちゃんもそれが1番心配だったのだと思われますが、古見さんの頷きで 「そりゃ、よかったねぇ」とお婆ちゃんは膝をぽんぽんして膝枕をしてくれました。が、「好きな男は出来たのかい？」からのくだりは「お婆ちゃんは許さないからね！」
コミュ27 「お祭りです。」
なじみから「只野くん 今日はお祭りだよ！6時に現地集合ね！あ、浴衣着てきてね！」
電話は一方的に切れます。言われた通り現地のお祭り会場に行ってみると、あまり浴衣で来ている人は少なく、似合ってないんじゃにかなど不安になっているところに古見さんが現れます。
古見さんは、浴衣姿がとても似合っていて只野くん 声も出ません。ではなくて声しか出せません。古見さん、それを勘違いして似合ってないんじゃにかと不安になります。
只野くんは古見さんに「いやっあの、すごく似合ってたので声が出ちゃっただけなんで… 大丈夫ですよ…！」と挨拶がわりに伝えると、古見さん、書くものを忘れてブルブル震えます。（只野くんも似合っています！と言いたい。）
ここでコミックにはなかったのですが、「僕がいるから大丈夫ですよ。」の一声で古見さん「フンス！」と奮起します。このシーンは、展開を繋ぐために重要な働きをしていると思います。
ここでなじみが大勢の友人たちと現れます。サウザンドブッキングした友達をひきつれて「友達の友達は、みんな友達だもんね！さぁ 行くよ！」このコミュ力爆弾凄まじいですよね！
只野くんと古見さんも一緒についていきます。しかし、この状態では二人っきりでの夏祭りデートしてるのと同じこと。只野くんこの状態に気づいて、いつものように古見さんとコミュが取れずギクシャクしてしまいます。
周りながら気まずい空気の中、射的を見つけると「しゃ、射的しましょう 射的。」と逃げ込むと直様チャレンジしますが、なかなか当たりません。やけに古見さんの視線も感じるし集中できません。
「古見さんやってみますか。」と交代。古見さんカッコ良く構えが決まると突然、今度は例のごとく矢田野さんが登場。射的4番勝負へと進展しますが、1番、2番、3番と連続負け。最後は景品の直前まで身を乗り出し当てて「古見さん。引き分けね！」銃を持って行ったまま去っていくのでした。「お嬢ちゃん、銃をかえして〜〜〜〜」テキ屋の親父さん、大変ですね！
ここでなじみの登場、「おーい 古見さーん、只野くーん一緒にカタヌキやろーよー！」とやってきます。（カタヌキとは、絵柄が入った棒状のお菓子を爪楊枝などで“型抜く“遊び。綺麗にできると景品などと交換できる）2人は対面に座って始め出しますが、なじみはもう15枚を失敗しています。これに只野くんが「ほんとにギャンブルみたいなの好きだな」とツッコミを入れると飽きたなじみは「お腹空かない？なんか買ってくるよ」と離れます。
2人になって古見さんの様子が楽しくなさそうに見えた只野くんは声をかけようとすると、古見さんも声をかけてきました。「た、……只野くんも…似合ってます…」古見さんが、今日、ずっといつもと違ってたのは言い出せていなかったこの一言が詰まっていたからでした。それに気づいた只野くんは、猛烈に感極まって上手くカタヌキができてしまったのでした。
ここで原作コミックとアニメの違いが見受けられます。原作では、なじみがサウザンドブッキングのお詫びとして何か奢る話になって席を離れるのですが、アニメではそのような設定はなく、そのままスルーされています。特にここでは意味がなく尺の問題だと思われます。
と次は、そこに山井さんが例のごとくお友達を連れて走ってきますが、古見さんの浴衣姿を見て卒倒してしまいます。
倒れた山井さんを横目になじみが千本くじ（景品のついたヒモを引く！当ればもらえる！単純明解！）にチャレンジすると提案するが失敗。只野くんに仇を頼むがこれも負け、いよいよ古見さんにお願いすることになるが、アミダババアならぬ千本ババアにプレッシャーをかけられながらも何も考えずに引いてゲット！さすが古見さん！
次は、金魚すくい。只野くんは古見さんの金魚をすくう佇まいを「なんでも絵になるな〜」と見惚れていると、どこかしらか中井さんがスウッと現れ、何か呪文のような言葉を唱え、古見さんの隣に陣取り金魚すくいに挑戦するが、中井さんを避けるように金魚が逃げていき、一匹も取れずにサービスの一匹を持って去って行ったが、古見さんは全く気づいていないようです。
目覚めた山井さんが「古見さーん！やっと見つけたー！」とやって来ます。ここで山井さんは「古見さん？ちょっとしゃがんでくれる？」「そうそうその辺で」でと古見さんをしゃがませて「あ、私フランクフルト買って来たんだ〜！ね！食べて！私のフランクフルト！」『古見さんを相手に何をやらせようと言うのか！』と只野くんだけでなく私もツッコみたくなりました。ここは割って入ったなじみが代わりにガブっと一件落着。
みんな揃ったところで移動し始めると、周りに気を取られていた古見さん、気づいて周りを見渡してもみんながいません。そう迷子になってしまったのです。死をも想像した古見さん、古見さんがいないのに気づいて戻ってきた只野くんを見つけて泣き出しそうです。携帯で連絡を取れば大丈夫と伝え、路傍に腰掛けてみんなを待ちます。
2人きりで話す只野くんと古見さん 「みんなと合流できたんで嬉しかったですね」と只野くん、すると古見さんは「只野くんと2人だけの時も楽しかったです」と地面に落ちていた枝で書き込みますが、この行為に気づき、すぐに恥ずかしく真っ赤になって気づかれないように消してしまいます。「あぁもったいない」私の声ですが完全に只野くんに惚れてますな！とツッコミを入れたくなります。
甘酸っぱい青春の心持ちを思い起こしてしまいますが、お祭りを堪能できて古見さんよかったですね！
コミュ28 「夏休みも終わりです。」
アニメの方では、いきなり古見さんが只野くんの家の前でインターホンを鳴らそうとしている場面から始まろうとしていますが、これには伏線が合って、なじみから「古見さん!? 只野くんが大変なんだ。すぐ来てくれ!! 夏休みの宿題を持って!!」と連絡があってのことです。
夏休みの宿題が全く終わっておらず焦っているなじみにはめられて、只野くん宅に集まった古見さん、古見さんが只野くん宅に入るのを目撃して侵入して来た山井さん、ここで初登場の相部屋で生活している妹の瞳、なじみ、今日徹夜で頑張れば終わりそうな只野くんの五人で話が展開していきます。
しっかり者の瞳の自己紹介では、古見さんを見て、只野くんがどうな手を使って知り合いになったのか不審に思った瞳に詰め寄られます。「お兄ちゃん！ どんな手を使ったの？」只野くん「え〜ー」瞳「どんな手を使ったの？」強い口調で！
五人は一つのテーブルに座りなじみの作戦とやらを聞き入ります。“なじみの開き直り、宿題うつさせて作戦“であることがわかり、全員に総スカンを食らわせられたなじみは、サラから、只野くんは徹夜に向けて、古見さんは復習を、山井さんは古見さんを眺めてる？、瞳は読書とそれぞれ向かいます。
五人揃っているとそのうち夏休みの思い出話が花を咲かせます。プールでの話、お祭りでの話、すると古見さんが涙目で「私、夏休みが終わらないでほしいと思ったの初めてです。」ノートに書いて伝えます。これには、みんなジーンと感じてしまって。古見さん、充実した期間を満喫できて本当によかったです。
ここで原作コミックでは、バイトのティッシュ配りや中々さん家でのヌマブラの話があったりするのですが、アニメの方では、出て来ていません。後にどこかで使われると思われますが、上手く編集されているので気づきにくいです。
ともかく全く話せるような状態にもなっていなかった入学時とは、打って変わった高校生活を築き始めた古見さん。これからもっと成長して楽しい学園生活を満喫してほしいと思います。
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「古見さんは、コミュ障です。」を安心して完結して楽しめるのは、独占配信しているNETFLIXだけです。
このブログは原作コミックと12月15日までテレビ東京などて放送されていたアニメ放送とを比較したブログ記事なので、見逃したり見直したりする時は、NETFLIXから情報を得ていますのでコンテンツの内容もNETFLIXを根底として描かれています。
4月からの放送予定も組まれていますし、NETFL IXで繰り返し堪能していただきたいと思っています。
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