『古見さんは、コミュ症です。』ただいまNETFLIXで配信中ですが、コミックとの違いは? 第1弾 高校生活での友達づくりは?VOL.1

現在テレビ東京で放送中の『古見さんは、コミュ症です。』|原作コミックを忠実にアニメ化しているのかどうかを鑑みて多様性の拡がりを感じてみたいと思います。

NETFLIX シーズン1  1.喋りたいんです。を比較してみましょう!

これから物語が始まる導入部分ですが、アニメの方にかなり新鮮な、これからの学園生活を感じさせる映像や音響、または主題歌での効果が顕れていて、物語に引き込まれていきます。原作にはない可愛らしい黒猫の演出は、アニメにしか無いのですが、何かとても興味を惹かれました。通学途中の歩道に佇む黒猫が、古見さんを見つめるとそそくさに何処かに行ってしまうのですが、これからの物語の動向を誘っているようで、桜満開の周りの景色と溶け込んで吸い込まれてしまいそうです。

©️オダトモヒト・小学館/私立伊旦高校

物語の内容は、原作に忠実でアニメには、それを補うべくリアクションや効果音で上手く丁寧に描かれています。古見さんがコミュ症(只野くんが、古見さんが極端に人とのコミュニケーションが苦手で、話したいのに話せない状況を当てはめた総称)なのを認識して友達第一号となる重要な場面で、黒板を舞台に展開していく様は、ほのかな甘酸っぱさを存分に感じさせています。原作と比較しながら観てみると忠実に描かれている事がわかります。ここから全てのドラマが動き出すのです。

©️オダトモヒト・小学館/私立伊旦高校

NETFLIX シーズン1  2.幼馴染です。ほか を比較してみましょう!

©️オダトモヒト・小学館/私立伊旦高校

コミュ02「幼馴染です。」

ここからあのコミュ力全一(コミュニケーション能力全国一)性別不明 言動が一致しない 虚言癖の長名なじみの登場となります。おかしいのは、彼女(彼?)のコミュ力。誰とでも2、3分で友達となり、一度友達になったら永遠に忘れられないキャラ性。もはや特殊能力です。でもそんなヤツだからこそ古見さんと友達になることも容易いはずと目論んだものの何故だかあっさりと断れてしまいます。何とこのなじみでさえ、小学2年生の時に、古見さんと上手くコミュできなくてトラウマになっていたのでした。

人とコミュニケーションを取るということは、普段当たり前の用に出来ていることだと思われがちですが、意外と事細かく鑑みると、結構重たい思考を使いながら対応していることに気付きます。それ等を一つ一つ克服しながら皆、成長して会話なり、意思疎通を繋いで行っているのだとわかりました。古見さんを見て気付かされたのですが、本当は相当な努力の賜物なのですね。

コミュ03「殺し屋じゃ無いです。」

古見さんと友達になるために、一緒に帰ることになったなじみさんは、懸命にコミュを取ろうと話かけますが、相変わらず対応仕切れません。そうこうしているうちになじみさんの中学時代の強面番長風のまぁくんとその子分風のしーちゃんが現れます。なじみさんに付き合ってくれと詰め寄るまぁーくんに古見さんは、「これ落としましたよ」→「こ…れぉ……し……た…よ」と割って入ったところ、勝手にまぁーくんは「殺したよ」→「この前、なじみにこんなことをした奴は“殺したよ”」と勝手に勘違いして逃げて行くのでした。これを機になじみさんは、古見さんが友達思いの面白い人として受け入れるのでした。

こうして古見さんの友達づくりは一気に加速してこの3人で進んでいくのです。しかし古見さんて思いも寄らないところで行動できるんですね!

©️オダトモヒト・小学館/私立伊旦高校

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コミュ.4 「はじめてのおつかいです。」

早速、古見さんと友達になったなじみさんですが、「一緒にお弁当を食べよう」と、向かいで話始めたのですが、ここで悪巧みを考えつきます。古見さんの修行のためと、250mとちょうど手頃なスタベへパシリの指図を思いつきます。「買ってきてくれないなら、友達やめる」と、古見さんにとっては脅迫紛いな脅しで、古見さんも仕方なく渋々買いに向かいます。只野くんも心配なのて、後をつけるのですが、ストーカーと見間違えられたり大変です。何回も行ったり来たり、しながらも店員さんの前に。頼まれた飲み物のコンビネーションがわからないので泣きそうにになりながら佇んでいると、何と「ダークエプロンバリスタ」(※12人に1人、選ばれた店員だけが、着られるエプロンを身につけるコーヒーマスターのこと)だったのです。注文も効かずに作られましたが、違うものだと言えず、とりあえず持って帰って渡したところ、なじみさんに指摘され、泣いてしまいました。後で2人でめちゃくちゃ謝ったのですが、拗ねてしまい、それがとても可愛らしく、やっといて酷いもんだと思いながらほのぼのとしてしまいました。ここからは、なじみさんではなくて、只野くん目線で、なじみとします。

©️オダトモヒト・小学館/私立伊旦高校
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NETFLIX シーズン1 3.あがり症です。ほか を比較してみましょう!

コミュ05「上理さんは、あがり症です。」

今回は、「古見さんと近い性質を」とのことで、上理さんがターゲットとして選ばれたのですが、上理さんは、あがり症→社交不安障害(他人と会話や食事をすることや、人前で何かして注目を浴びるかもしれない社会的状況への強い不安感と、その状況を避けようとする回避症状)の方で、古見さんは、なじみの選択で自分と似ている親近感からか、上理さんに近づきます。しかし、やはりどうやってコミュを取っていいか分からず、監視するような形で上理さんにつきまといます。不安になり恐怖を感じる上理さんは、絶対領域であるトイレに逃げ込みますが、心配してついてきた古見さんにパーソナルスペースまで包囲され、精神的にも追い込まれていきます。古見さんが離れた隙に、逃げ込みますが、途中、担任の先生から「6時間目の体育は体育館でやる」ことをクラスに伝達する役目を頼まれることで、尚更追い込まれつつ古見さんに追われ、クラスの前で『6時間目の体育は、体育館です』と伝えることが出来たのです。これが、思いがけず自分を克服できたこととなり嬉しくなり、自分を古見さんの飼犬扱いし古見さんと友達となれたのです。そんなこんなで、また1人友達が増えました。

©️オダトモヒト・小学館/私立伊旦高校
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コミュ06「携帯電話です。」古見さんが携帯電話を買ってもらったのですが、連絡先リストに登録する逸話が続きます。古見さんは只野くんの連絡先を聞き出したく相談したのですが、察し悪く、只野くんは、なじみの連絡先を聞きに行こうとします。古見さんは、なじみの連絡先が1番にならないように、自分からなじみへ連絡先を紙に書いてもらおうと接触しますが、未だに古見さんのトラウマに恐れるなじみは、只野くんへSOSを発信します。ただ今回は、古見さんが率先してのことで、また成長する我が子を見守るような心境になっているので優しく見守るだけです。古見さんの無振手振りから察したなじみは、紙に連絡先を書いて伝えたようです。次に古見さんは、友達になった上理さんのところへ連絡先の登録をお願いしにいったのですが、携帯を見せただけで、自分の痴態を壁紙に登録してくれるのだとのマンガらしいオチで断念です。その後、古見さんは、欲しかった只野くんに携帯を渡して番号を登録してもらおうとすると、上理さんが、古見さんを追いかけてきて、「私の携帯番号が欲しかったこと」「只野くんの携帯番号を1番にしたいから紙に書くよう」なじみに言われたことを伝えます。このタイミングだったのでとても気恥ずかしかったと思いますが、只野くんが古見さんの携帯に1番で登録します。すごくほのぼのとして心地良いシーンとなりました。

©️オダトモヒト・小学館/私立伊旦高校
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コミュ07「委員会決めます。」

クラスごとでまず最初に決めるのは、学級委員です。学級委員長を決めるために担任が立候補を募ったのですが全く手があがらず、みんなの憧れのマドンナである古見さんに全員が注目、古見さんに決まってしまうところ、なじみが割って入って古見さんは「学級委員長では治らない器」として反対。何と古見さんの役職を決める投票が始まり、古見さんは「神」。古見さんの立ち位置が決まった事で、古見さんを常にサポートしている只野くんに「只野で良いんじゃね」と学級委員長を押し付けたかたちとなりました。ちなみになじみは副委員長です。

コミュ08「間違い電話です。」

古見さんは勝手もらった携帯に登録できてご満悦です。携帯自身の機能に疎く、只野くんの電話番号を見ながらかけてるつもりになっていたら、耳に当てるだけでかけられる機能が付いていて只野くんに通話してしまいます。焦った古見さん|思わず「この電話番号は、使われておりません」などとうそぶくと「すみません。間違いました。」とはっきりと声をだして伝えていました。只野くんはその声の可愛さに興奮。電話だとちゃんと伝えれるのですね?

やはり原作コミックに忠実に話は展開されていきますが、アニメの方が丁寧に脚色されていてわかりやすいと思います。

コミュ09「斉藤さんです。」

斉藤さんゲームをやってるリア充のメンバーを見て、自分もやってみたくなった古見さん。只野くんも良い傾向だと放課後4人でやってみることを提案したのを聞き逃さなかったなじみ。リア充のメンバーと指スマ、タケノコニョッキをやるが、罰ゲームとして「キス顔を晒す」が決まると俄然リア充のメンバーたちのヤル気倍増でルールもわからない古見さんは、圧倒的に不利な場面。只野くんは古見さんにトラウマを背負わせたくないと、わざと負ける方法を考えつきますが。自分の胃に穴が開きそうなほど痛い思いをしてまでやる事ではないなと思いますが。只野くんは優しいですね。

こうした日常の学校生活から徐々に友情を芽生えさせていく土台が築き上げられていく過程が、協調生や多様性を育んでいくのです。何気ない日常なのですが、(裏の声は無視して)それが表の顔であろうと、このことが大切なのです。

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引用元;pal-shop.jpより

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